語りたいだけ

作った動画について語りたいだけ

シャルル

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今回はこちらについて。名曲中の名曲ですね。
そのおかげもあり、沢山の方に気に入っていただけたようでよかったです。
ありがとうございます。

今回も通例、プロットが役に立ちませんので
おぼろげな記憶を蘇らせながらお話しさせていただきます。

シャルルですが、曲と出会ったのはそんなに早い方ではなく
手描き動画を拝見しましてそこで出会いました。
ご存知の方も多いとは思いますが、あの手描き動画やばくないです?
私は爆死しました。

そこからMV拝見して、シンプルながらハイセンスだなーと。
頑張れば作れるかな作りたいなーなんて思いながら
所々無理だろって、思いまして
初めて見た頃はもうすでにちょこちょこ動画作ってたんですけど
ここは頑張ればできそう、でもここはまったくどうやってるのかわからない。
そんな始末でした。

そこから私もいくつか動画作って、小手先のあれそれを学んで
正直、もう作るのやめなきゃなって考えていて
今も毎日考えてるんですけど
最後になんの曲でやりたいか、って考えた結果シャルルで作りたいなって思いました。
作り始めようとしたときも、どう作ってるのかわからないといったところは
相変わらずわからなかったんですけど・・・まぁ、力技ですよね(笑)
おそらく今現在うpしてる動画の中でも一番苦労したものですし
今作ってと言われても絶対できません。

思い入れがある分、ちょっと馴れ初めのようなものが長くなってしまいましたが
ここからは動画についてです。
記述してませんし、当然腐向けでは作っていません。まったくそのつもりはありません。
それに言ってしまえばこの動画は再現度が優先でシーンと歌詞の親和性は二の次です。
何度かお話してるかと思いますが、私の場合動画を作る上で優先度というものがあって
この動画に関しては再現度が最優先でした。
ですので、二人の立ち位置ですとか本家様を再現するのにここのシーンやりやすいなとか
そればかり考えていました。7:3くらいで再現度優先していた、ような気がします。

再現度優先、ということで個人的にわかりやすいのは
「きっとわかっていた~」あたりです。
あそこは本家様でも左右に男女が振り分けられているんですけど
勇利くんとヴィクトルさんが左右に綺麗に位置してるシーンを選びました。
サビの「二人の果て~」のところも上記と同じ理由であのシーンにしました。
あと「此処には誰もいない えぇ、そうね」と「日に日に増えていた後悔を」のところもです。
本家様では絵が中心にあって、それを挟んで歌詞があるので
それを再現しやすいシーンをもってきました。
「きっとわかっていた~」の前の間奏もそうですね。
本家様のように男女が交互に映って、合間に遠のく絵が映って、となっているので
それを再現しやすいシーンを持ってきました。


ここからは、ちょっと難しい話かもしれないです。
Avi使ってないとわからない話になります。
冒頭に書いた”ここどうやってるかわからない”と思っていたところです。
まず「夜の群れ」のところです・・・わからないですよ・・・
MVにもありましたが、物理的夜の群れって・・・私も呼ばせてもらっています。
今もわからないですもんね!(笑)当時自分がどうやってそれをやったのか。
本家様自体Aviで作っていないですよね。でもそれは諦める理由になりません。

このシーンは文字と長方形と背景の3つでできています。
厳密には文字と長方形①長方形②と背景です。

まず「夜」という漢字と長方形と背景っていうんですかね・・・あれは繋がっていません。
「夜」という漢字はY軸を『直線移動』で下に移動させています。
それにアニメーション効果の『ランダム拡大』『ランダム点滅』をつけます。
というのを・・・文字のサイズや横の位置やタイミングを変えて10数個くらい作りました。
その文字に繋がっているように見えるような長方形①も配置します。
こちらはY軸の『直線移動』とアニメーション効果の『ランダム点滅』のみです。
文字とペアになるようにしてます。
というペアを後半に向けて増えるように配置していきます。

それを画面埋め尽くすように、ってのは大分難しいです。どうしても隙間ができてしまうんですよね。
それだと再現ができないので長方形②です。
長方形②は大きさの違うものをいくつか用意してY軸を下に直線移動させて
アニメーション効果『ランダム配置』をつけます。
通常『ランダム配置』だと本当にバラバラに配置されます。長方形だと色んな角度で配置されてしまう、はずです(笑)
ちょっと記憶が定かではありません。
『ランダム配置』の設定を開いて「ランダム角度」のチェックを外します。
そうすると長方形、この場合は縦長に配置したいので角度が動かずちゃんと長方形のままランダムに配置してくれます。
というのもいくつか配置しつつ、それでも隙間ができてしまうので
最終的に背景をY軸の直線移動で上から下へ、隙間ができないように移動させてます。

こういうやつをScene1とかどっかに作りました。

ここまでの文字や図形は紺色です。
さらにそこにアニメのシーン、透明度を直線移動で下げながら『比較(明)』で合成してます。
『比較(明)』は合成するシーンより暗い場所にのみ現れるやつです。
この場合、紺色は暗い色なのでそこにのみ現れます。
それでも完全にそうするのはできないので透明度で誤魔化してます。

物理的夜の群れ、はこんな感じです。
こういう、ちょっと専門的な?話はしたことがないですね。
出来ないながら色々、奮闘してやってます(笑)

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見えにくいですがレイヤーは31まで使ってます。

 

あとはここまで難しいのはそんなに、なかったような気がします。
私は技術がないのでそりゃ苦労はしてるんですけど(笑)

「深い青で満たした」のところはヴィクトルさんをクリッピングさせながら
それに合うような位置で丸の図形をパーティクルで出しながら上に移動させるってのを複数個やってます。
パーティクルで出力される位置っていうんですかね、何もしないと下に出力させた図形が降るのみなんですけど
重力という項目をマイナス値で設定することによって図形が上に登っていくようにしてます。

「苛まれたとしても」の横線がわーと増えるところは物理的夜の群れ、の応用で
微妙に角度の違う横線を用意して、後半に連れて増やしていって
アニメーション効果の『ランダム配置』、さつきさんという方が配布してるものを使って増やしてます。
さつきさんのランダム配置は横に増やしていくか縦に増やしていくかの調整が設定からできるので
この場面はX軸の範囲を0に指定してます。これで縦方向にしか増えません。
そしてここはあとから明るい場面に変わるので夜の群れとは逆で
横線を白にして合成モードを『比較(暗)』にしてます。

あとは・・・あれですか「えぇ、そうね」のところと「日に日に増えていた後悔を」ですか。
ここは同じことをやっているので「えぇ、そうね」のところのみお話します。
まずヴィクトルさんのみ画像編集ソフトで白抜きます。背景消します。
それをアニメのシーンに重ねます。
ここはアニメだと横移動しているので
それを再現するため、アニメのシーンも再生速度を0にして画像扱いします。
白抜きしたヴィクトルさんを重ねて同じ位置や速度で横移動させます。
動いているシーンに合わせて白抜きの画像のみで調整してっていうのをやると
どうしても微妙にずれるところがでてきてしまうので、それを防ぐためにこのようにしました。
Aviはアニメの移動速度と同じように画像ファイルを動かす合わせるっていうのが苦手みたいですね。
あとは白抜きしたヴィクトルさんに『ノイズ』かけます。
『ノイズ』の周期Xを0にすると横線になってくれます。
併せて強さを直線移動で強くしていきます。そして白抜きのほうの透明度を直線移動で下げていきます。

こんな感じであのシーン作れます。簡単です。
上記のものはキャラが動いているシーンではできないので
本家様でこういう感じになってるところは3つあるんですけど
2つまでしか再現できませんでした。そこは悔しいですね。

もう他に苦労したところはとくにありません。そこ以外はシンプルですからね。
再現度優先だ、ってことだったんですけど
それはあくまで文字位置だったり上記の小難しいところだったりだけなので
色味はちょっと、キャラの色に寄せていいよね・・・って寄せました。
冒頭は割と本家様に忠実に、あとにつれて背景の色や文字の色はキャラの色にしてます。

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編集画面です。えぐいです(笑)Scene1とか2とかそっちの機能も使っているのでそれでもまだ整っている方なんですけど・・・それを使ってなかったらもっとひどいことになってました(笑)

思い入れがあるため、大変長くなってしまいましたが
今回はこんな感じですかね・・・。
実際歌詞の通り「哂い合ってさよなら」したのかどうかというストーリー性に関しては
まったく考えていないので、見た方のお好きなようにって感じですね。

あぁそういえばこれ、最初にうpしたほうはどうしても修正したいところが2か所あって
そこはこの動画の比較verの方でこっそり直してます(笑)
ですので、個人的に完成版は比較verの方です。
最初にうpしたほうはその修正したい箇所がどうしても気になってしまって集中して見れません(笑)

長い話になってしまいましたが、ここまで見てくださいありがとうございました。